
ども、地獄の鬱10年を超えた思考まーくんです。
今回は【スキーマ療法】についてのコラムです。
皆さん「スキーマ」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
スキーマ療法とは、認知行動療法を発展させたもので非常に評価の高い心理療法です。
例えば、ダイエットではなく、太りにくい体質を作るような治療法です。
スキーマとはいわば【認知の土台となる価値観やルール】のことを指します。
例えば、スーパーで買物をする時に何を買おうかは人それぞれ悩みますが、
レジでお金を払うかどうか悩む人はいないと思います。
それは、「商品を手に入れるにはお金を支払わないといけない」という価値観とルール【スキーマ】があるからです。
出来事に対して悲観的に捉えやすい人は悲観的なスキーマを、楽観的に捉えることが多い人には楽観的なスキーマがあります。
人間の心は、
出来事→スキーマ→自動思考→感情・身体反応→行動
という流れに沿って動いています。
自動思考とは「心のつぶやき」のようなものです。
感情・身体反応とは「怖い、嬉しい、心拍数が上がる、汗ばむ」などの身体的反応。
行動はそのまま実際に行う行動のこと。
つまり、元々持っているスキーマという価値観やルールが自動思考を作り出し、身体反応→行動ヘと姿を変え現れてくるのです。
認知行動療法(CBT)は僕が鬱10年間でゼロから我流で創り上げてきた鬱を超える思考と非常に似ています。
僕は鬱の間、本が読めなかったので認知行動療法という言葉すら知らなかったのですが、
振り返ってみると、かなり心理学の芯を捉えていたのだなと感じます。
大前提、教科書的な学びというのは基礎です。
大事なのはその知識と手法をいかに自分のものにして自分専用にカスタマイズ出来るかという箇所にあると考えています。
この記事を読んで、
「この〇〇という感情はこのスキーマからくるものだな・・・」とぜひ視野を広げてみてください。
良いスキーマがあれば、良い自動思考(より先も含む)を。
悪いスキーマは不幸への道へと繋がっています。
幼少期の影響などですでに築き上げられているスキーマも持っている人もいます。
その負のスキーマに「これまでありがとう」と感謝を伝え、お引き取り願うための
第一歩は知り、気付くことです。
公式ラインでは鬱を超えた思考を発信しています。